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 日本三大美人の湯 川中温泉 かど半旅館 (平成24年)(2012/9/10)

 「吾妻プチtaviだより VOL.3」

 吾妻の隠れた見どころや気になるお店、ちょっといい話など、読めば吾妻がさらに面白くなるプチ情報をご紹介します。

 第3回は東吾妻町の川中温泉のお話です。

 日本人は昔から温泉が大好きですが、我々が温泉に期待するものは、何でしょうか。 今は、温泉に浸かって、ゆったりとリラックスし、リフレッシュする効果を期待する人が多いと思いますが、湯治など、温泉の健康効果も日本人は利用してきました。

 そして、女性にとっては、温泉の美容効果への期待も大きいと思います。「美人の湯」をうたう温泉地も数多くあります。

 実は、川中温泉は、日本中に数ある温泉の中で、和歌山県 龍神温泉、島根県 湯の川温泉とともに、『日本三大美人の湯』として知られています(川中温泉には近くの「松ノ湯」も含まれるとの説もあります。)。 

 何故、この三温泉が『日本三大美人の湯』なのか、説はいろいろあるようですが、1920年に鉄道院が編纂した日本最初の公式な「温泉案内」に、「色を白くする」という効能の項目で、この三温泉があげられているから、とする説が有力なようです。

  川中温泉は、かど半旅館だけの一軒宿の温泉です。先日、かど半旅館にお邪魔し、経営者の小林正明さんに、お話を伺ってきましたので、今回はそのレポートをお届けします。

 

 川中温泉は、吾妻渓谷の手前の山間、雁ケ沢川の川畔にあります。源泉は川の中にあり(それで「川中温泉」です!)、河原の岩の間から湧いています。湯温は35度で、6つある浴槽のうち、露天風呂と奥の方の浴槽は源泉のままですが、その他の浴槽は多少加温しています。循環はせず、すべての浴槽が掛け流しだそうです。

 温泉の歴史は古く、源頼朝の家臣もこの地で療養したと伝えられています。山中の草木の生い茂るところに湧いていたため、長年、土地の人たちが利用するだけでしたが、江戸時代になると、応永寺の子牛和尚が近隣の人たちの応援を得て湯小屋を建て、入浴客の便宜を図ったとの記録があります。困窮・難病者には「おたすけ湯」として、無料で開放していたとのことです。

 川中温泉は川の中に湧出していることから、流出して河原になってしまうことがあり、その度に村人の奉仕により復興されるという歴史を繰り返しており、この事実は、この温泉が近隣の人たちに、いかに愛されてきたか示すものとも言えます。

 泉質は石膏泉、カルシウム硫酸塩泉で、美肌効果で有名です。また、源泉の温度が35度とぬるめなので、長湯ができることもその効果を高めていると言われます。科学的には、「日本三大美人の湯」を群馬大学草津分院が分析したところ、三温泉とも、弱アルカリ性でナトリウムイオン、カルシウムイオンを含んでいるという共通点があります。弱アルカリの環境下で肌の皮脂とナトリウムイオンが結びついて、一種の「石鹸」をつくり、それが「洗浄・美白作用を」もたらし、さらにカルシウムイオンで「ベビーパウダー」の効果があり、肌にすべすべ感をもたらすのでは、とする研究も発表されています。

 川中温泉は、現在、宿泊のみの営業で、日帰り入浴は行っていません。山間の静かな、一軒宿の温泉で、ゆっくり美肌効果を試してみてはいかがでしょう。温泉成分を入れたオリジナルの石鹸も、旅館のみでの販売です。

【お問い合わせ】 川中温泉 かど半旅館 TEL:0279-67-3314(代)

【プチtaviだよりバックナンバー】
 
VOL.1 添うが森 添わずが森(高山村)
 ・VOL.2 嬬恋キャベツ消しゴム(嬬恋村)

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