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 実は国重文「ハート型土偶」なんです(東吾妻町) (平成24年)(2012/9/27)

「吾妻プチtaviだより VOL.5」

 吾妻の隠れた見どころや気になるお店、ちょっといい話など、読めば吾妻がさらに面白くなるプチ情報をご紹介します。

第5回は東吾妻町のハート型土偶のお話です。

吾妻地域を国道145号線で、東吾妻町を通るとき、「これは何だろう?」と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

中之条から長野原、草津方面に向かうと、群馬原町駅の先、吾妻線の陸橋を越えた先の交差点の右側に「それ」は見えてきます。

後ろに見える大型トラックと比べてみて下さい、けっこう大きなモニュメントです。ハート型の顔が特に印象的です。

それでは、種明かし。

これは、東吾妻で発見された土偶をモチーフにしています。

ハート型土偶と言われるもので、群馬県埋蔵文化財調査事業団のHPでは、次のように解説されています。

「 ■時 代 : 縄文時代後期
 ■出土地 : 吾妻町郷原遺跡
 ■寸 法 : 高さ30.5cm
 ■保管等 : 個人蔵(東京国立博物館)
 
 戦時下の昭和20年ごろ、道路工事中に偶然発見された。昭和29年に公表され
ると美術界での評価も高まり、日本を代表する原始造形として注目された。
 土偶は小さな乳房の表現から女性像であることがわかる。乳房の間に臍(へ
そ)を表現した小さな穴があり、そこから下がる線は妊娠線だといわれてい
る。この線の下にも、新しい生命誕生の願いを込めた産道が表現されている。
これらのことから、土偶は健康な生命の誕生を祈る信仰遺物とされている。特
異なハート形の顔は、鼻、眉毛(まゆげ)、口にかけての輪郭のみで表現した
もの。頭や額、耳、頬(ほお)、顎(あご)などを省いた抽象的な表現方法を
とっている。また、大きな肩に小さな手、アーチ状に表現された安定した足腰
の造形美は、縄文女性の力強さを表している。
 この見事な抽象芸術は、縄文人たちの思考が決して「原始的」なものではな
く、現代人の抽象表現と同じレベルにあったことを証明するものであろう。国
指定重要文化財。後期、堀之内式土器併行期。」

土偶には宇宙人又は宇宙飛行士型といわれるものなど、変わった姿のものが多いですが、ハート型の顔の女性像というのは、実にユニークだと思います。

国の重要文化財で、本物は「東京国立博物館」に所蔵されていますが、吾妻地域では、中之条町の歴史と民俗の博物館「ミュゼ」に、原寸大のレプリカが展示されています。

ハート型土偶でインターネットを検索していたら、地元東吾妻町の方が撮られた、雪化粧したモニュメントの写真がありました。貴重なシャッターチャンスを生かしたいい写真だと思いまして、ご本人の了解を得て、掲載させていただきました。

【プチtaviだよりバックナンバー】
 
VOL.1 添うが森 添わずが森(高山村)
 ・VOL.2 嬬恋キャベツ消しゴム(嬬恋村)
 ・VOL.3 川中温泉(東吾妻町)
 ・VOL.4 JR吾妻線・大前駅

【吾妻エリアの観光情報】
 ・tavi 吾妻エリアルートガイド
 ・吾妻探検隊

吾妻エリアのトピックスはこちら↓
http://gunma-dc.net/?cat=1194