• お問い合わせ
  • サイトマップ
  • トップページ

 ♪雪よ〜 岩よ〜 (嬬恋村)(2013/2/25)

「吾妻プチtaviだより VOL.13」

 吾妻の隠れた見どころや気になるお店、ちょっといい話など、読めば吾妻がさらに面白くなるプチ情報をご紹介します。

 第13回の今回も、『道端の「これは何!?」シリーズ』をお送りします。(バックナンバー:第5回「ハート型土偶」、第6回「犬塚峠」、第7回「巨大鯨」第8回「日本国道最高地点とその周辺」第9回「シャイなトナカイ」第10回日本一のサイカチの木

 嬬恋村の田代から地蔵峠を越えて、東御市へ至る、主要地方道 東御嬬恋線には、メロディーラインが設置されており、曲は「雪山讃歌」です。群馬県のメロディーラインの説明には、曲選定の理由として、「鹿沢温泉で京大山岳部の学生が作った歌」とされています。

  ※メロディーラインとは
  「メロディーライン」は、道路に溝を作り、その上を一定の速度(制限速度)で走ると、走行音がメロディーを奏でるようにした道路のことで、群馬県では、舗装の補修とあわせてメロディーラインを設置。設置箇所は現在、県内12箇所。

 地図上に、「雪山讃歌の碑」とあるので、歌詞にちなみ、雪のたっぷりある季節を狙って訪ねてみました。

 狙いどおり、説明碑、歌碑はかなり雪に埋もれています。
右が「雪山讃歌のおこり 碑」、左が「雪山讃歌 歌碑」です。

雪で埋もれ、全文は読めません。後で調べたら「雪山讃歌のおこり 碑」の文面は、

「雪山讃歌のおこり
大正15年1月京都帝国大学の山岳部が鹿沢温泉でスキー合宿された。合宿が終ってから後に第1回南極越冬隊長をされた西堀栄三郎氏, 京大カラコラム遠征隊長となった四手井綱彦氏, アフガニスタン遠征隊を務めた酒戸弥二郎氏, 並びに東大スキー部OB で のちにチャチャヌプリ遠征隊長をされた渡辺漸氏の4名にてスキーで新鹿沢へ下って宿泊されたが 翌日天候が崩れ宿に閉じ込められた。
 一行は, 退屈まぎれに「山岳部の歌」を作ろうと言う事になり, 曲をアメリカ民謡「いとしのクレメンタイン」とし これに合せて皆で上の句, 下の句と持ち寄って作り上げたものであると言う。
 戦後京大山岳部員が当時の資料に記載されていたこの歌を寮歌に加え歌われ始めたのが 急激に一般にも愛唱されるようになったが, 作者不詳となっていたものを作詩の状況を知った, 京大教授, 桑原武夫氏が作詩は西堀だと著作権の登録をされたもので, この印税は同山岳部の活動の大きな資金源となっていると言う。
 「雪よ岩よ」で山を愛するものに親しまれているこの歌こそ 粉雪舞う鹿沢温泉角間峠付近にぴったりであり, その自然は今も昭和初期と全く変わっていないと思う。
今回地元でこれを記念し「雪山讃歌の碑」として題字を西堀氏直筆にて鹿沢温泉に建立した。   昭和57年4月         群馬県吾妻郡嬬恋村」

雪山讃歌は全部で、9番まであるのですが、歌碑に記載されているのは、1番と9番だけです。

 

ちなみに、1番〜9番までを掲載しておきます。
1.雪よ岩よ われ等が宿り
  俺たちゃ 街には
  住めないからに
2.シール外して パイプの煙
  輝く尾根に
  春風そよぐ
3.煙い小屋でも 黄金の御殿
  早く行こうよ
  谷間の小屋へ
4.テントの中でも 月見はできる
  雨が降ったら
  濡れればいいさ
5.吹雪の日には 本当に辛い
  ピッケル握る
  手が凍えるよ
6.荒れて狂うは 吹雪か雪崩れ
  俺たちゃ そんなもの
  恐れはせぬぞ
7.雪の間に間に キラキラ光る
  明日は登ろうよ 
  あの頂に
8.朝日に輝く 新雪踏んで
  今日も行こうよ
  あの山越えて
9.山よさよなら ご機嫌宜しゅう
  また来る時にも
  笑っておくれ

 また、この歌の発祥の地であることから、嬬恋村では、正午を告げる防災無線のチャイムに「雪山讃歌」を使用しているとのことです。

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

◆プチtaviだよりバックナンバー
 
VOL.1 添うが森 添わずが森(高山村)
 ・VOL.2 嬬恋キャベツ消しゴム(嬬恋村)
 ・VOL.3 川中温泉(東吾妻町)
 ・VOL.4 JR吾妻線・大前駅
 ・VOL.5 ハート型土偶(東吾妻町)
 ・VOL.6 犬塚峠(長野原町)  
 ・VOL.7 巨大鯨(中之条町)
 ・VOL.8 日本国道最高地点とその周辺(中之条町・草津町)
 ・VOL.9 シャイなトナカイ(嬬恋村)
 ・VOL.10 日本一のサイカチの木(中之条町)
 ・VOL.11 幻の終着駅(旧国鉄長野原線・太子駅跡)(中之条町)
 ・VOL.12 吾妻渓谷に巨大な十字架が出現!(長野原町)

⇦吾妻エリアのトピックスへ戻る