鉄道遺産と群馬の名湯を訪ねる 富岡製糸場と草津温泉コース

富岡製糸場から「繭(まゆ)」の足跡をたどり、鉄道施設が残る碓氷峠(うすいとうげ)を経て、避暑地・軽井沢そして名湯・草津温泉へ。
高原地帯の雄大な自然を満喫し、特産の観光果樹園にも立ち寄りたい。

富岡製糸場で絹産業の歴史にふれた後、車で約30分の信越本線横川駅へ。かつて横川から軽井沢まで通っていた旧信越本線は、生糸や繭の輸送を担い、絹産業の発展に貢献した。廃線後、鉄道施設の一部は国の重要文化財に指定されている。
横川駅前には、旧信越本線の歴史を伝える碓氷峠鉄道文化むらや、名物駅弁「峠の釜めし」発祥の店もある。そこから峠越えの旧国道18号(中山道)に入り、レンガ造りの鉄道施設「めがね橋」を見に行こう。
峠を越えたら軽井沢の旧軽井沢銀座で買い物を楽しみひと休み。日本ロマンチック街道(国道146号〜292号)を北上し、草津温泉で一泊する。
2日目は草津町に隣接する中之条町の六合地区を訪ねる。緑豊かな山間を走り、神秘的な苔の群生が見られるチャツボミゴケ公園へ。その後、国道292号などを経由して、幕末から昭和30年代の町並みが残る赤岩養蚕農家群へ向かう。
赤岩養蚕農家群は、蚕室を3階に備えた湯本家など養蚕農家が数多く見られるぐんま絹遺産のひとつ。地元ガイドと巡ろう。
散策の後は吾妻峡へ。玄関口の道の駅あがつま峡から遊歩道がのび、大自然を満喫できる。旅の最後は沼田名産のリンゴなど、フルーツ狩りを楽しんでから帰ろう。

上信越道富岡ICまたは上信電鉄上州富岡駅 → 〈移動〉ICからは約3キロ(車約10分)駅からは富岡製糸場まで約1キロ(徒歩約15分)→ 各市営駐車場 → 〈移動〉約0.5キロ〜1キロ(徒歩約10分〜20分) → 富岡製糸場

養蚕農家などから納められる繭を保管した東置繭所。主要な建物は木の骨組みに煉瓦を積み上げて造る「木骨煉瓦造」で建てられた。

理解深まるガイド体制が充実富岡製糸場

明治5年(1872)に創業した官営の製糸工場。ほぼ当時のまま残る主要な建物のうちの2棟は内部の見学も可。建物自体の価値はもちろん、エピソードを交えてのガイドツアーや展示パネルなどを通じて、設立から操業停止までの115年にわたる工場の歩みがわかりやすく学べる。また、曜日によっては座繰り実演・体験やフランス式繰糸器実演も行われる。

9時〜17時(受付は閉場30分前まで。20名以上要予約)/12月29日〜31日休/大人1000円/電話:0274・62・5439(富岡市観光おもてなし課)

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  • 解説員によるガイドツアー(約40分)がおすすめ。9時30分〜11時30分、13時〜16時まで30分刻みで出発(16時発は4月〜10月のみ。)。1人1回200円

  • 富岡製糸場の歴史や各建物について、解説員によるガイドと同じように誘導型で案内する音声ガイド。5か国語対応。1台200円

  • 西置繭所保存修理工事の現場を期間限定で公開。屋根の様子などをリアルに体感できる。受付は9時~16時。料金(ヘルメット貸出料)大人200円、中学生以下100円(別途、富岡製糸場見学料が必要)。

  • 繰糸所内部。昭和62年(1987)まで使われていた機械がそのまま残る

富岡製糸場 → 〈移動〉約0.5キロ〜1キロ(徒歩約10分〜20分) → 各市営駐車場 → 〈移動〉約20キロ(車約30分) → 峠の釜めし

愛され続ける名物駅弁峠の釜めし

信越本線横川駅が開業した明治18年(1885)、駅前に創業したおぎのや本店が発祥の名物駅弁。1個1000円。店内でも食べられる。

9時〜18時(時期により変更あり)/無休/電話:027・395・2431(横川店)

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峠の釜めし → 〈移動〉約0.3キロ(車すぐ) → 碓氷峠鉄道文化むら

鉄道テーマパーク碓氷峠鉄道文化むら

平成9年に廃線となった旧信越本線の歴史を、見てふれて体験できる施設。本物の電気機関車の運転体験は日本でここだけ。

9時〜17時(11月〜2月は16時30分まで。受付は閉園30分前まで)/火曜休(祝日の場合は翌日休、8月は無休)、年末年始休/大人500円/電話:027・380・4163

碓氷峠鉄道文化むらの詳細はこちら >>

碓氷峠鉄道文化むら → 〈移動〉約5.5キロ(車約10分) → 碓氷峠鉄道施設

絹産業を流通面で支えた碓氷峠鉄道施設

急勾配を安全に上り下りできるアプト式鉄道を採用した旧信越本線の鉄道遺産。中でも「めがね橋」こと碓氷第三橋梁は高さ約31メートル、長さ約91メートル、使用レンガは200万個以上。橋の上へは、旧国道18号沿いのめがね橋駐車場から徒歩300メートル。

見学自由(廃線跡の遊歩道「アプトの道」のトンネル内照明は7時〜18時)/電話:027・382・1111(安中市商工観光課)

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碓氷峠鉄道施設 → 〈移動〉約12キロ(車約35分) → 軽井沢(旧軽井沢銀座など)

日本を代表する避暑地軽井沢(長野県)

夏季を中心に年間約800万人が訪れる。別荘や教会、商店街が集まる旧軽井沢をはじめ、自然豊かな中軽井沢、南軽井沢など5つの地区から成る。

電話:0267・42・5538(軽井沢観光会館)

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軽井沢(旧軽井沢銀座など) → 〈移動〉約46キロ(車約1時間10分) → 草津温泉(泊)

日本三名泉のひとつ草津温泉

自然湧出量は日本一、泉質の酸性度は日本有数のpH2.1(湯畑源泉)を誇る名湯。湯畑に面した熱乃湯では、六尺板でかき混ぜて温度を下げ、湯を柔らかくする「湯もみ」のショーが行われ、観光客も体験できる。

電話:0279・88・0800(草津温泉観光協会)

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草津温泉 → 〈移動〉約10.5キロ(車約20分) → チャツボミゴケ公園

鉱泉が育む苔の楽園チャツボミゴケ公園

世界的に重要な生態系が認められ、ラムサール条約に登録された芳ヶ平湿地群にある。強酸性の沢に生息する貴重な苔が群生。

9時〜16時(受付は閉園30分前まで)/12月〜4月上旬休/大人300円/電話:0279・95・5111

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チャツボミゴケ公園 → 〈移動〉約21キロ(車約40分) → 赤岩養蚕農家群

養蚕農家の佇まいを残す赤岩養蚕農家群

国重要伝統的建造物群保存地区に選定され、幕末から昭和30年代までの養蚕農家や蔵などが残る。3階建ての湯本家住宅は、毎月最終日曜に内部を無料公開。

ガイド料金2000円(1週間前までに予約)/9時〜16時/木曜休/電話:0279・95・3008(赤岩ふれあいの家)

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赤岩養蚕農家群 → 〈移動〉約14キロ(車約20分) → 吾妻峡

群馬を代表する紅葉の名所国指定名勝吾妻峡(あがつまきょう)

吾妻川の雁ガ沢橋から八ツ場大橋まで続く約3.5キロの渓谷。10月下旬から11月上旬にかけての紅葉も有名。

電話:0279・68・2111(東吾妻町産業課)

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吾妻峡 → 〈移動〉約45キロ(車約1時間10分) → 沼田のフルーツ狩り

群馬県産リンゴに注目!! 沼田のフルーツ狩り

6月中旬〜7月中旬はサクランボ、8月下旬〜10月下旬はブドウ狩りが楽しめる。特にリンゴは9月上旬〜11月下旬に楽しめ、沼田生まれのあかぎ、陽光、ぐんま名月などご当地品種を味わいたい。

電話:0278・20・1300(沼田市観光インフォメーション:沼田ふるさと館)/電話:0278・23・2111(沼田市観光交流課)

沼田のフルーツ狩りの詳細はこちら >>

沼田のフルーツ狩り → 沼田ICまで約1キロ(車約5分)上毛高原駅まで約14キロ(車約20分)※農園により異なる → 関越道沼田ICまたはJR上越新幹線上毛高原駅
モデルコースのエリアにある、そのほかのおすすめスポットをご紹介します。

上信越高原国立公園鬼押出し園

碓氷軽井沢ICから約30キロ

天明3年(1783)の浅間山大噴火によってできた溶岩の芸術。

8時〜17時(入園は16時30分まで)/冬期休園(12月中旬〜3月中旬)/大人650円※季節により異なる/電話:0279・86・4141

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万座温泉

草津温泉から約19キロ

標高1800メートルに湧く高所温泉。湧出量は1日540万リットルと豊富で、泉質は20種を超える。硫黄の匂いと白濁した湯で温泉ムード満点!

電話:0279・97・4000(万座温泉観光協会)

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本白根山(もとしらねさん)

草津温泉から約14キロ

標高2171メートル、草津町の最高峰。高山植物・コマクサの群生地としても知られ、白根火山ロープウェイを利用してハイキングも楽しめる。

電話:0279・88・0800(草津温泉観光協会)

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道の駅 八ッ場(やんば)ふるさと館

関越道渋川伊香保ICから国道17・353・145号経由約42キロ

八ツ場バイパス(国道145号)沿いに平成25年にオープン。大自然を眺めながら足湯も満喫できる。おつみ団子などの郷土料理や、「八ッ場」の刻印入り焼きたてパンなどが味わえる。

9時〜18時(12〜3月は17時まで)/無休/電話:0279・83・8088

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