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2021.06.01

取材レポート

スリルと絶景を堪能!山のガイドとゆく日本三奇勝・妙義山登山ツアー

コロナ禍によるストレスフルな毎日で気が滅入りがちな今日この頃。そんなときにはぜひ、新鮮な空気とマイナスイオン、爽快な汗と感動の絶景で心をスカッとさせてみませんか?

 

今回ご紹介する妙義山は、関東平野を一望できる絶景とスリルと興奮を味わえる起伏に富んだトレッキングが楽しめます。密になりにくい山歩き、今回は山のプロを伴って、ワンランク上の登山体験をご紹介します。

日本三奇勝の一つ、妙義山とは

(画像提供:富岡市)

 

群馬県富岡市、下仁田町、安中市にまたがる妙義山(みょうぎさん)。上毛(じょうもう)三山の一つとして、また日本三奇勝の一つにも数えられ、奇岩怪石の険しい山容と四季が織りなす美しい風景で天下の名勝と誉れ高い山です。

妙義山とは、白雲山、金洞山、金鶏山などからなる山々の総称であり、これを南側の“表妙義”と呼んでいます。その一方、妙義山の北側に位置する御岳、丁須の頭(ちょうすのかしら)、赤岩、烏帽子岩(えぼしいわ)、谷急山(やきゅうやま)などからなる山々は”裏妙義“と呼ばれています(上画像)。

 

玄人(上級者)好みの裏妙義に対して、初級者でも楽しめるルートが用意された表妙義は古くから幅広い層に親しまれています。

難易度に応じて選べる3つの登山ルート

かつて修験道の修行の場でもあった妙義山。鋸歯状の岩峰連なる山々の険しさは国内屈指ともいわれています。

 

そんな妙義山の山岳美を楽しめる登山ルートは難易度別に3つ。子どもからお年寄りまで気軽に楽しめる初級コース、ある程度の体力を要する中級コース、体力に加え、登山技術と登攀(とうはん)装備(岩登りなどで使用する道具)を必要とする上級コースとなっています。

 

各モデルコースは以下の通り。

 

■初級コース:中間道(ちゅうかんどう、関東ふれあいの道)コース等

・妙義神社~第一見晴~第二見晴~四阿(あずまや)~大人場(おにんば)~妙義神社 所要時間約3時間

※四阿から大砲岩まで行くこともできますが、石門へ抜けるルートは通行禁止(2021年4月現在)

 

・中之岳駐車場~中之嶽神社~見晴台~中之嶽神社~中之岳駐車場 所要時間約1時間

※石門めぐりコースは第4石門での落石事故の影響のため通行禁止(2021年4月現在)

 

■中級コース:大の字・奥の院コース等(鎖場あり)

妙義神社~大の字~辻~奥の院~辻~二本杉茶屋跡~第一見晴~妙義神社 所要時間約3時間半

※石門めぐりの中級コースは通行禁止(2021年4月現在)

 

■上級コース:白雲山コース

妙義神社~大の字~辻~奥の院~見晴~玉石~大のぞき~天狗岩~相馬岳(最高峰1,104m)~バラ尾根~堀切(ほっきり)~四阿~中間道~第二見晴~第一見晴~妙義神社 所要時間7~8時間

 

■上級コース:金洞山コース

中之岳駐車場~中之嶽神社~見晴台~中之岳~東岳(最高峰1,094m)~鷹戻し~堀切~四阿~大人場~中之岳駐車場 所要時間7~8時間

※石門登山口へ抜けるコースは通行禁止(2021年4月現在)

 

【登山の注意点】

・高温多湿となる梅雨のシーズンはヤマビルが多数発生します。ヤマビル被害に遭わないためにも服装には工夫が必要です。ヤマビル対策については下記をご参考ください。

http://www.tomioka-silk.jp/spot/sightseeing/detail/mt-myogi-climb.html

経験豊富な山のガイドと一緒に安心安全で楽しい山歩き!

妙義山では、登山ルート上に案内標識や目印となるピンク(蛍光)テープ、ペイントで描かれた矢印表記など随所に道標が設置されています。基本的に踏み固められたルートから外れなければ道に迷うことはないですが、実際に歩いてみると、道が崩れ、迷いやすい場面も多く直面します。

そんなとき頼りになるのは山のガイド!妙義山を知り尽くした山のプロにおまかせすれば、安心安全にトレッキングが楽しめます。豊富な知識と経験で、単に登るだけではない山の楽しみ方を教えてくれますよ。

【初級コース:中間道ルート】妙義神社~第一見晴~第二見晴~妙義神社

それでは、さっそく登山コースをご紹介しましょう。

 

まずは、子どもからお年寄りまで楽しめる初級コースの中間道ルート。初級といってもそれなりにアップダウンや岩場もあり、新緑や紅葉の時期には森林浴と絶景が楽しめる人気のコースとなっています。

 

スタート地点は妙義神社。マイカーの方は、妙義山市営登山者専用駐車場に駐めていきましょう。

しかしこの妙義神社、白雲山の中腹に位置するため、登山口に辿り着く前に数々の石段をこなさなければなりません。特に銅鳥居を抜けたあとの御本社へと続くこの165の石段。一瞬気持ちが萎えますが、体力を温存されたい方などは右手に迂回路も用意されているのでご安心を。

石段を登りきって随神門、唐門を抜けると、そこには荘厳な黒漆塗権現造りの御本社が鎮座しています。その創建は約1500年前、唐門・総門ともに国の重要文化財に指定されています。ぜひ、安全祈願をしてから登山をスタートさせましょう。

中間道ルートは、御本社左手の南門を抜けると入口があります。入口には登山届ポストが設置されているので、初級コースでも登山届は忘れずに提出してからスタートしましょう。

 

登山道は遊歩道が整備され比較的歩きやすくなっています。しかし、滑りやすい岩場やぬかるみ、アップダウンもあるため、トレッキングシューズがベストです。また、少し滑りますが履きなれた運動靴でも可能です。

入口から20分ほどで第一見晴に到着。ここからは、目の前に関東平野、右手に金鶏山が広がります。

さらに進むこと約25分、大黒の滝に差し掛かります。滝といっても涸沢のような滝ですが、耳をすませるとチョロチョロと涼しげな水音が聞こえてきます。

さらに10分ほどで第二見晴に到着。第一見晴より100mほど高い標高(約670m)の第二見晴は本コースのハイライト。眺望は抜群ですが、展望台へはちょっとした鎖場がありますのでご注意を。

第二見晴を見終えた後は、このまま妙義神社へピストンで戻るもよし、さらに歩を進めて本読みの僧、四阿、大人場を経て周回するルートもあります。時間や体力と相談しながらルートをアレンジしてみてくださいね。

【上級コース:天狗岳コース】妙義神社~大の字~奥の院~大のぞき~天狗岩タルワキ沢~妙義神社

今回は、ガイドのおすすめで、天狗岳(標高1,084m)を目指す上級コースにもチャレンジしてみました。

 

ガイドによる適切な指導とアドバイスのもと、登山歴の少ない筆者でも十分可能でした。それなりの体力や登山スキルは必要ですが、その達成感、スリルと興奮、絶景は初級コースの比ではありません。体力に自信があり、絶景好きで好奇心旺盛な方にはぜひおすすめです。

 

なお、上級コースは落石に備え、ヘルメット着用がマストです。鎖場で滑らないよう革製などの手袋も持参しましょう。ヘルメットやザイル(登攀用のロープ)、ハーネスなど必要な登攀装備はガイドが用意してくれます。

ではまず、上級コースのスタート地点です。登山口は、初級コースとは反対の御本社右手、北門側にあります。こちらにも登山届ポストが設置されているので忘れずに提出しましょう。

序盤から樹林帯の中をひたすら登りが続きます。先は長いので無理のないペースで登りましょう。

 

30分ほどすると最初の鎖場が登場、さらにそこから20分ほど先にも30mほどの鎖場が登場します。いずれも比較的なだらか岩場なので鎖は補助的に使っても使わなくてもOK。鎖場の先は「大の字」ポイントです。

 

大の字の展望台の前に立ちはだかるほぼ垂直の鎖場。一瞬ひるみますが、慎重に足場を探し、岩登りの基本である「三点支持」を維持しながら、ゆっくり登りましょう。(雨天後は岩場が濡れて滑りやすくなっているため、より慎重に)

ようやく大の字に到着です(標高約757m)。妙義神社から見上げた大の字はとっても小さかったですが、間近で見ると意外に巨大!眼下には果てしない関東平野が広がります。

大の字からおよそ10分で次のポイント「辻」に到着します。ここから先は上級コース。「キケン」の文字がその先の険しさを物語ります。

辻からさらに急登の岩場になってきます。

奥の院までは手彫りの階段や石段が続きます。15分ほどすると奥の院に到着。お堂の中のハシゴを登ると「中之嶽大国主命 白雲山妙義大神」などと刻まれた石碑や石仏らが祀られています。

そして、いよいよここから本格的な上級コースに突入です。

妙義山最大の難所の一つとされる奥の院の三連30mの鎖場はほぼ懸垂に近い斜度。その長さに圧倒されますが、慎重に足場を確保しながら登り進めます。

さらにいくつかの鎖場を経て、「見晴」展望台に到着。この地点で標高およそ1,000m。よりいっそう視野が広がり、壮大なスケールの関東平野が一望できます。

さらに急登は続き、最大の難所の一つといわれる「ビビリ岩」に差し掛かります。下から上が見えないエグい鎖場ですが、これも指示通り足を進めて何とかクリア。

次のポイント「玉石」を過ぎ、「背ビレ岩」に到着。強風吹き荒れる細長い岩場ではさらに細心の注意を払いながら歩を進めます。ちなみに、「背ビレ岩」はガイドの中島さんが命名したそうです。

こうして数々の難所を乗り越え、ハイライトとなる「大のぞき」に到着(標高約1,023m)。ここまで来ると見渡す限りの大パノラマで、表妙義、裏妙義を一望できます。

そうしていよいよ最大にして最後の難所ともいわれる大のぞきの三連30mの鎖場。下の画像ではわかりにくいですが、右上には大のぞきの欠けた石碑、そこから左下に向かって山の裂け目のように伸びる筋が鎖場です。降りるときは必死でしたが、改めて全容を知ると恐ろしいですね。

大のぞきから先はそれほどの難所はありません。やがて目的地の天狗岳(天狗岩)に到着(標高約1,084m) 。あいにく、天狗岳からの眺望はあまりよくありません。

その先にある「顔面岩」(標識がありません)が最大の絶景ポイント!目の前には白雲山の最高峰・相馬岳がそびえ、右手後方には裏妙義、さらに奥には浅間山や白根山らがそびえ立っています。左手には関東平野が広がり、まさに360度絶景パノラマです!

顔面岩を過ぎれば、あとは中間道へつながるタルワキ沢から下山です。時間と体力があり余っている人はこの分岐から相馬岳に立ち寄ることも可能です(往復30分程度)。

タルワキ沢は“沢”といいつつ水はなく、ゴロゴロとした岩場が続きます。鎖場や傾斜もきつく、登りに比べ滑りやすくなっているので足元には十分注意しましょう。40分ほどひたすら下ると中間道に合流、そこから中間道の第二見晴、第一見晴を経て妙義神社に戻ります。

 

今回は、ガイドによる山野草の解説も含めだいぶゆっくりペースで登ったため、所要時間は7時間ほどかかりましたが、標準ペースは5~6時間とのこと。ぜひご自身の体力に合わせて無理のないペースで登山を楽しみましょうね。

山歩きを楽しむ極意、山の自然とふれあう

せっかくの山歩き、足元の可憐な花を愛でずに過ぎ去るのはもったいない!ということで、お花好きのガイドさんからいろんな山野草を教わりました。その一部をご紹介。

 

こちらはスミレの品種としては珍しい、ギザギザの葉っぱが特徴のエイザンスミレ。東北から九州まで広く分布し、湿った日陰を好んで成長します。“エイザン”は京都の比叡山から来ているとか。4~5月に多く見られます。

こちらは妙義山に咲く固有種「ミョウギコザクラ(妙義小桜)」。コイワザクラの変種で、葉に特徴があります。標高高い岩場に咲くことから、上級コースのチャレンジャーのみが見られる特別な花です。シーズンは4~5月です。

こちらは鮮やかなピンクの花を咲かせるミツバツツジ。ミツバツツジはおしべが5本で、トウゴクミツバツツジハは10本で区別できます。シーズンは4~5月。

この他にも、タチツボスミレやヤブレガサ、マムシグサ、ツルキンバイなどなど。山のお花を知ると登山の楽しみが増えますね。

信頼のおけるガイドのご相談は富岡市観光協会まで

今回ガイドをしていただいたのは妙義神社の入口前で旅館を営む東雲館(とううんかん)のご主人・中島さん。妙義山を知り尽くす登山大ベテランの山のガイドです。薬剤師の資格も持ち、特に薬草には明るく、山行にはほとんどの草花を観察しながら登るという無類のお花好き。貴重なお話をたくさん伺うことができました。

山のガイドについては、難易度別に1人のガイドが担当できる人数、料金等が決まっています。詳しい内容は富岡市観光協会までお問い合わせください。

いかがでしたか?

険しさと美しさを兼ね備えた妙義山。信頼できる山のガイドを伴えば、ワンランク上の登山と絶景が楽しめます!

息詰まる毎日で気持ちをスカっとさせたい方、リフレッシュしたい方など、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

[インフォメーション]

妙義神社

〒379-0201 群馬県富岡市妙義町妙義6

TEL:0274-73-2119

アクセス:JR信越本線松井田駅からタクシーで約10分

上信越自動車道松井田妙義ICから約5分

HP:https://myougi.jp/

 

一般社団法人富岡市観光協会

〒370-2316 群馬県富岡市富岡1151-1

TEL: 0274-62-6001

E-mail: kankou@tomioka-ta.jp

HP:しるくるとみおか 富岡市観光ホームページ (tomioka-silk.jp)

 

※新型コロナウイルス感染拡大により、記載内容が異なる場合があります。

お越しの際は事前にご確認いただくことをおすすめします。

夏(7~9月)
春(4~6月)
自然